赤ちゃんの発達具合を心配する親は赤ちゃんからしたら大当たりな親だと思う

たまに動画のコメントで、うちの子はまだ寝返りしないから心配、まだ歩かないから心配、まだ話せないから心配等のコメントをいただくことが結構あります。
まこちゃんは生後半年経ってもまだ寝返りできませんでしたが、ママはともかくウルフは全く心配していませんでした。

どうせ5歳になったらみんな走り回ってるだろうし。

10歳になっても母乳求める子なんていないでしょ?10歳になったら歩くのが遅かったなんて、まったく気にしなくなるでしょ?
と思って全く気にしていません。

周りに同じくらいの子供のママ友がたくさんいる環境だとまた違うと思います。周りと比べちゃうというか、そういう話しますもんね、ママさん同士だと。

社会に出ると、3年経っても全く進歩のないおじさんは誰も心配なんてしませんが(たくさんいるにもかかわらず)、赤ちゃんは数か月ちょっと遅いとかそういうことでとても心配されます。

そういう心配をしている親御さんは、その時点でとても素晴らしい親なんだということを自覚してもっと自信をもってほしいですよね。
そんなに心配してくれる親の元に産まれてきた赤ちゃんは幸せですよ。それだけ愛情を注いでるから心配するわけですし。

小学校に入ったって、1学年で365日分の誕生日の人がいるわけですから、最大364日生まれが離れた子供が同じ学年だったりするわけです。ほぼ12か月差があるわけです。
小学生くらいだと、12か月の生まれの差は結構大きいので、スポーツなんかでも4月生まれが有利と言われたりしますよね。

だから赤ちゃんの時点で数か月差どうこうなんて全く気にする必要ないと思います。
1人目は母子手帳にびっしり記録していたけど、2人目はスッカスカというウルフのいとこの話を聞いてとても面白かった。
友達もやっぱり2人目はその辺に放置してたとかそういう話を興味深く聞いてます。でもちゃんと愛情はある。何事も経験すると精神的に親として強くなるんでしょうね。

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て